解体工事には「業者探し」から「更地の引き渡し」まで、意外と多くの工程があります。特に2022年4月以降はアスベスト事前調査が全解体工事で義務化され、工程が1つ増えました。この記事では、横浜市での解体工事を検討中の方に向けて、全8ステップを時系列で解説します
横浜市で一般的な木造2階建て住宅(30坪前後)を解体する場合、業者への問い合わせから更地の引き渡しまで、およそ1.5〜3か月が標準的な期間です。鉄骨造やRC造、あるいはアスベスト除去が必要な場合はさらに長くなります。
以下、各ステップを時系列で詳しく解説します。工程の中で「アスベスト調査」「アスベスト除去」がどこに入るかにも注目してください。この2つの工程を自社で対応できるかどうかで、総費用と工期に大きな差が出ます。
| ステップ | 内容 | 目安期間 | 施主の負担 |
|---|---|---|---|
| STEP 1 | 業者選び・見積もり | 1〜3週間 | 大きい |
| STEP 2 | アスベスト事前調査 ★ | 1〜2週間 | 小さい |
| STEP 3 | 各種届出・申請 | 1〜2週間 | 小さい |
| STEP 4 | 近隣挨拶・仮設工事 | 3〜7日 | ほぼなし |
| STEP 5 | アスベスト除去工事 ★ | 3日〜2週間 | なし |
| STEP 6 | 建物本体の解体 | 1〜4週間 | なし |
| STEP 7 | 廃材処理・整地 | 3〜5日 | なし |
| STEP 8 | 完了届・引き渡し | 1〜2週間 | 小さい |
まずは候補となる業者を2〜3社ピックアップします。ポイントは「建設業許可(解体工事業)」と「産業廃棄物収集運搬許可」の両方を持っているかどうかです。
横浜市内での解体工事は坂道・狭小道路・住宅密集地など現場の難易度が高いため、横浜の現場に慣れた地元業者を選ぶことが重要です。
候補業者に現地を見てもらい、詳細な見積書を受け取ります。電話やメールだけで金額を出す業者は避けてください。横浜の現場は現地を見ないと正確な費用が出せないケースがほとんどです。
この段階で確認すべき重要事項があります。アスベスト事前調査を「自社でできるか」「外注するか」を必ず聞いてください。
外注する業者の場合、調査会社への中間マージンが上乗せされるため、調査費だけで数万〜十数万円の差が出ることがあります。また、外注先との日程調整で工期も伸びがちです。
見積書の内容を比較し、業者を決定します。見積書に「一式」としか書かれていない項目が多い業者は注意が必要です。アスベスト調査費、廃材処理費、誘導員費用など、あとから追加請求が発生しやすい項目が明確に記載されているかを確認しましょう。
2022年4月の大気汚染防止法改正により、すべての解体工事でアスベスト事前調査が義務化されました。「うちは新しいから大丈夫」と思っていても、法律上は調査を省略できません。
建築時の設計図書や建材メーカーの仕様書をもとに、アスベスト含有建材の使用有無を確認します。建築年が2006年以前の建物は、屋根材(スレート)、外壁材、天井材、床タイルなどにアスベストが含まれている可能性があります。
有資格者(建築物石綿含有建材調査者)が建物を訪問し、各部位の建材を直接確認します。疑わしい建材がある場合は試料を採取して分析機関に送ります。
分析結果をもとに報告書を作成し、一定規模以上の工事は横浜市に電子報告を行います。アスベストが検出された場合は、除去計画の策定に進みます。
費用の目安:アスベスト事前調査の費用は、木造住宅1棟あたり3万〜8万円程度が相場です。ただし、これは調査を外注した場合の金額です。
自社に有資格者がいる業者であれば、外注マージンがかからないため調査費用を大幅に抑えられます。さらに、調査と解体が同じ業者なら、調査結果を踏まえた最適な解体計画を即座に立てられるため、工期の短縮にもつながります。
横浜市での解体工事では、工事着手前に以下の届出が必要です。これらは通常、業者が代行してくれます。
| 届出の種類 | 提出先 | 提出期限 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 建設リサイクル法の届出 | 横浜市建築局 | 着工7日前まで | 80㎡以上の解体 |
| アスベスト事前調査結果の報告 | 横浜市環境創造局等 | 着工前 | 全解体工事 |
| 道路使用許可申請 | 管轄の警察署 | 着工前 | 公道に足場等が出る場合 |
| ライフライン停止届 | 各供給会社 | 着工前 | 電気・ガス・水道 |
| 特定粉じん排出等作業実施届 | 横浜市環境創造局 | 着工14日前まで | アスベスト除去工事 |
解体工事は騒音・振動・粉塵を伴うため、近隣住民への事前説明は不可欠です。横浜は住宅密集地が多く、お隣との距離が数十センチというケースも珍しくありません。
経験豊富な業者であれば、工事の内容・期間・時間帯・安全対策を記載した書面を持参し、施主に代わって丁寧に説明します。
粉塵の飛散防止と安全確保のため、建物周囲に足場を組み、防音・防塵シートで覆います。アスベスト除去が必要な場合は、より密閉性の高い養生が行われます。
STEP 2の調査でアスベスト含有建材が見つかった場合、建物本体の解体に先立って除去工事を行います。アスベストのレベル(危険度)によって工法と工期が大きく変わります。
| レベル | 含まれやすい部位 | 除去工法 | 目安期間 | 費用への影響 |
|---|---|---|---|---|
| レベル1(発じん性:高) | 吹付け材(鉄骨の耐火被覆など) | 隔離・負圧での湿潤除去 | 1〜2週間 | 大きい |
| レベル2(発じん性:中) | 保温材・断熱材・耐火被覆板 | 隔離しての湿潤除去 | 数日〜1週間 | 中程度 |
| レベル3(発じん性:低) | スレート屋根、ビニル床タイル等 | 手作業での慎重な撤去 | 1〜3日 | 比較的小さい |
横浜市内の戸建て住宅で最も多いのはレベル3(スレート屋根や外壁材に含まれるケース)です。この場合、解体費用への上乗せは20万〜50万円程度が一般的です。
ここで大きなコスト差が生まれます。 アスベスト除去を外注する解体業者の場合、除去費用に中間マージン(15〜30%程度)が上乗せされます。加えて、除去業者と解体業者のスケジュール調整で工期が1〜2週間伸びることも珍しくありません。
一方、調査から除去まで自社対応できる業者なら、中間マージンがゼロかつ段取りの手戻りがないため、費用・工期ともに大幅に圧縮できます。
建設リサイクル法に基づき、まず内装材を手作業で分別しながら撤去します。畳・壁紙・断熱材・設備機器など、素材ごとに分けて搬出します。
油圧ショベルなどの重機を使い、屋根→外壁→柱の順に解体します。横浜市内は道幅が狭い現場が多いため、使用する重機のサイズや搬入経路の選定が重要です。
重機が入れない現場では手壊しの割合が増えるため、工期が長くなり費用も上がります。
建物の基礎(コンクリート)を重機で破砕・撤去します。この段階で地中埋設物(古い井戸、浄化槽、以前の建物の基礎など)が見つかることがあります。
解体で発生した廃材をコンクリート・木材・金属・プラスチック等に分別し、認可を受けた中間処理施設に搬出します。この際、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行し、廃材が適切に処理されたことを証明する書類を残します。
廃材の搬出完了後、土地を平らに整地します。砕石を敷く場合や、土を入れて仕上げる場合があり、跡地の用途に応じて仕上げ方が変わります。
整地が完了した現場を施主が確認します。境界杭の位置、残置物がないか、周辺への損傷がないかなどを業者と一緒にチェックします。
解体完了後、1か月以内に法務局へ「建物滅失登記」を申請する必要があります。この手続きを怠ると、解体済みの建物に固定資産税がかかり続ける場合があります。
土地家屋調査士に依頼する場合は4〜5万円程度の費用がかかりますが、自分で申請することも可能です。業者から「取り壊し証明書」を受け取り、法務局に持参しましょう。
ここまでの工程をご覧いただくと、アスベスト関連の作業(STEP 2の事前調査とSTEP 5の除去工事)が解体工事全体の中で大きなウェイトを占めていることがわかります。
この2つのステップをどう処理するかで、費用と工期に決定的な差が生まれます。
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明徳建設には建築物石綿含有建材調査者の資格を持つスタッフが在籍しており、アスベスト調査から除去、そして建物本体の解体まで一貫して自社で対応しています。
この場合、A社・B社それぞれに中間マージン(15〜30%)が発生し、費用が膨らみます。さらに3社間のスケジュール調整で工期が1〜3週間伸びることも珍しくありません。
横浜市内の木造2階建て住宅(30坪、スレート屋根にレベル3アスベスト含有)を想定した場合の比較です。
| 項目 | 分業体制 (調査・除去を外注) |
ワンストップ体制 (明徳建設) |
|---|---|---|
| アスベスト調査費 | 6万〜10万円 | 3万〜5万円 |
| アスベスト除去費 | 35万〜60万円 | 20万〜40万円 |
| 解体工事費 | 150万〜200万円 | 135万〜180万円 |
| 中間マージン | 調査・除去に各15〜30% | なし |
| 総額の目安 | 191万〜270万円 | 158万〜225万円 |
| 工期 | 2.5〜4か月 | 1.5〜2.5か月 |
横浜市内の木造2階建て住宅(30坪前後)の場合、業者探しから更地引き渡しまでおよそ1.5〜3か月が目安です。鉄骨造・RC造や、アスベスト除去が必要な場合はさらに2〜4週間長くなることがあります。
はい、2022年4月以降は建物の規模や築年数にかかわらず、すべての解体工事でアスベスト事前調査が法律で義務付けられています。費用は原則として発注者(施主)の負担ですが、横浜市の補助金制度を活用すれば負担を軽減できるケースもあります。
主に3つのポイントがあります。まず、閑散期(6〜8月、10〜11月)に依頼すること。次に、不用品は事前に自分で処分しておくこと。そして、アスベスト調査・除去・解体をワンストップで対応できる業者に直接依頼し、中間マージンを省くことです。一括見積もりサイト経由だと紹介手数料が上乗せされることもあります。
横浜市には「住宅除却補助」(最大50万円)や「不燃化推進事業補助」(最大150万円)など、解体費用の一部を補助する制度があります。対象となるかは築年数・所在地・建物の状態によって異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
アスベスト調査から解体工事まで、すべて自社で一貫対応。
中間マージンなしの適正価格で、最短即日の現地調査に伺います。

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特定建設業 神奈川県知事許可 (特-7) 第74333号
産業廃棄物収集運搬業 許可番号01400216411